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🦷歯ぎしりの原因と予防について🦷

医院コラム

2025.08.27

こんにちは!興福歯科医院です。今日は歯ぎしりについてお話します。

実は歯を失う原因の第3位が歯の破折です。そして破折する原因の一つとして歯ぎしりがあります。
歯ぎしり(ブラキシズム)は、多くの人が無意識に行っている癖の一つですが、「ただの癖」だと軽視して放置すると、大切な歯や顎に深刻なダメージを与えてしまう可能性があるので注意が必要です。

今回は歯ぎしりの原因に加えてその予防についてお伝えします。

🍀まずは歯ぎしりセルフチェック!🍀

寝ている間に起こる歯ぎしりは、自覚しにくいのが厄介なところです。
まずは、ご自身の歯や顎の状態をチェックしてみましょう。当てはまるものが多いほど、歯ぎしりによって負担がかかっているサインかもしれません。

  • 朝起きたとき奥歯が痛い
  • 朝起きたとき顎が痛い・疲れている
  • 歯がすり減って短くなった、あるいは平らになった気がする
  • 歯にひびが入っていたり、欠けていたり割れたりしたことがある
  • 冷たいものが歯にしみる(知覚過敏)
  • 原因不明な頭痛・肩こりがある
  • 舌や頬の内側に歯の跡がついている
  • 集中しているとき、無意識に歯を食いしばっている
  • 家族から歯ぎしりを指摘されたことがある

⚡️歯ぎしりの主な原因⚡️

歯ぎしりが起こる原因は完全には明らかになっていませんが、
以下の要素と大きく関係性することにより起こるとされています。

⚡️ストレス

現代人の多くが抱えるストレスも歯ぎしりの原因。イライラしたり、不安になったりすると人の体には力が入ります。そのときに歯を食いしばり、それが癖になって睡眠中にも発生し、歯ぎしりに発展するのです。歯をこすり合わせることでストレスを発散しているのですが、歯にダメージを与える程の過度な歯ぎしりは特に予防が必要です。

さらにストレスによる不眠や眠りの浅い睡眠は歯ぎしりを発生しやすくします。また、深く眠るためにアルコールを摂取すると睡眠の質は低下し、歯ぎしりを悪化させる事もあります。

⚡️日常生活

日常生活での癖や喫煙・飲酒の習慣も歯ぎしりと関係しています。

たとえば、重い荷物を持って運ぶ事が多いお仕事やスポーツをする人などは、力を入れたり集中したりすることが多いです。そのときに自然と歯を食いしばる習慣ができ、それが睡眠時の歯ぎしりを引き起こしてしまうかもしれません。

アルコールやニコチンの摂取も歯ぎしりを悪化させるといわれています。

しかし、飲酒や喫煙習慣はストレス発散に役立つ面もあるため、我慢しすぎてストレスを溜めないように調節することが大切です。

⚡️噛み合わせ

歯の噛み合わせが悪いと歯ぎしりが発生しやすくなります。

とくにほかの歯よりも高い歯があると特定の歯だけが強く接触したり、詰め物・被せ物が高すぎてぶつかったりすると歯ぎしりが起きる可能性が高いです。

⚡️お口の内の不快感

虫歯・歯周病・ドライマウス(お口の乾燥)などの症状があると、睡眠中に口の中がネバネバして不快感が生まれます。それを解消するために口を動かし、そこから歯ぎしりをすることも多いです。

歯の治療で詰め物をした際の違和感や、子どもなら乳歯と永久歯が生え変わる時期のむずがゆさが原因で歯ぎしりをするケースもあります。

このような場合は一時的なもので、口内の変化に慣れてしまえば解消することが多いです。

🚨歯ぎしりが原因で起きる影響🚨

=歯=

歯ぎしりをしているときは、強い力で上下の歯を噛み合わせています。

ギシギシと音がするほどすり合わせることで、歯が擦り減り、小さく、脆くなっていきます。

突然歯が欠けたり折れたりします。他にも冷たいもの・熱いものを食べた時にしみやすくもなります。

治療した歯がある場合、歯ぎしりによって被せ物や詰め物が破損する可能性があります。

特にインプラントは歯ぎしりに弱く、表面が欠けることや、ネジが緩んで外れる可能性もあります。

インプラントを行ったら歯ぎしりの予防をする事も大切です。

歯ぐき=

歯ぐきにも負担がかかり影響があります。強い負荷が歯から伝わる歯ぐきは、徐々に弱って歯周炎・歯槽膿漏・歯肉炎などのリスクが高まります。歯ぐきが軟らかくなったり痩せたりすると、歯並びもガタガタになっていくのです。

また、歯ぐきにボコボコと山の様に出来ている硬い骨の塊は骨隆起の可能性があります。骨隆起は、歯ぎしりや食いしばりによるとても強い力が歯茎にかかり、その力の悪影響から歯茎の骨を守るために、上下の歯ぐきの骨が接触する部分が過剰発達をしてできたものだと言われています。根本的な原因は歯ぎしりや食いしばりの可能性が高いといわれています。

=顎

歯ぎしりは顎の関節と筋肉を常に使っている状態になるため、痛みやこわばりが発生することが多いです。さらに悪化すると顎関節症を発症し、口の開閉に障害が出てしまうこともあります。
顎の筋肉が発達するほど歯ぎしりが続いていると、筋肉が外側に膨らみ、顔が大きく見える(鰓が張る)のも問題です。若い人や女性はとくに気になる症状でしょう。

全身=

歯ぎしりの症状が何年も続くと全身のトラブルを引き起こすことがあります。

主に、肩こり・首こり、腰痛、全身の倦怠感、頭痛、これらは歯ぎしりが原因で発生する全身症状です。原因不明だった不調が歯ぎしりの改善によって楽になるケースもあります。

🌸今からでもできる歯ぎしり予防🌸

🌸生活習慣の改善・ストレス緩和

歯ぎしりはストレスが大きな原因とされています。生活習慣を見直し適度な運動・ストレッチをしストレスを解消するのが有効です。

規則正しい生活を心がけて、喫煙や飲酒は量を控え、できるだけ寝る前などにリラックスする時間を作りましょう。

歯磨きを徹底することも大切です。

お口の中に汚れが残っていると菌が繁殖しやすくなり、睡眠中のお口の中が不衛生になります。

粘つきが発生するとその不快感から歯ぎしりをしやすくなるので、丁寧な歯磨き習慣も身につけましょう。

また、横向きやうつ伏せで寝ると歯や顎に圧力がかかり、歯ぎしりの症状を悪化させるリスクがあります。できるだけ低めの枕で、仰向けで寝るようにしましょう。

🌸自分でできるセルフマッサージ

【胸鎖乳突筋のコリをほぐすマッサージ】

①胸鎖乳突筋を親指と人差し指で、つかむようにほぐす

②つかんだまま頭をかるく横に振り、さらに圧をかける

【咬筋のコリをほぐして緩めるマッサージ】

①親指を顎の裏に添え、残りの指をコリを感じる顎の関節部分(頬骨の下、耳の穴の前あたり)に添える。しっかり力を入れてゆっくり小さな円を描く。これを30秒間。

            

②コリの部分が分かりにくい場合には、口を軽く開けて行うとより分かりやすい。また、摩擦が気になる場合にはオイルやクリームで滑りをよくして。

           

【側頭筋のコリをほぐすマッサージ】

こめかみに人差し指、中指、薬指を添える。グッと強めの圧を与えながら、ゆっくりと円を描くように30秒間マッサージ。逆回しも同様に行う。

            

🌼歯科医院での歯ぎしり治療🌼

歯ぎしりは、ストレス管理が根本的な解決法になりますが、
今のご時世、ストレスをなくすのは簡単なことではありません。
毎日の生活でストレス解消に努めていただきつつ、同時に歯ぎしりによって歯がすり減ってしまうのを防がなければいけません。
そのため、歯科医院での歯ぎしり治療は、主に「ナイトガード」というマウスピースを使った治療が主体となります。

🌼ナイトガード(マウスピース)の作製

歯科医院で型を摂って作製したナイトガード(マウスピース)を、寝るときに装着して、強い力から歯や顎を保護する治療法です。
ナイトガードを付けていれば、睡眠中に歯ぎしりをしても歯がすり減ったり欠けたりするのを防ぎ、力が歯列全体に分散され、顎の関節の負担の軽減することができます。もちろん、ナイトガードを付けていれば歯ぎしりの音もしなくなります。

🌼被せ物の治療・矯正治療

被せ物治療で噛み合わせを改善することで、歯ぎしりの解消につながることがあります。
被せ物治療とは、例えば、詰め物・被せ物が高過ぎて過度にぶつかっている場合に、それを調整または再度作り直す治療です。
また、歯並びそのものを整える矯正治療によって歯ぎしりを軽減できるケースもあります。

歯ぎしりは気づかないうちに大切な歯や顎に大きなダメージを負っているかもしれません。
歯ぎしりの症状に心当たりのある方は、しっかりと対策をして歯や顎を守り、いつまでも健康に保っていきましょうね。

この記事を読んで少しでも気になることがある方は、気軽に興福歯科医院にお問合せください。

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