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歯があっても食べられない?!

医院コラム

2026.05.13

こんにちは。興福歯科医院です。

近年、どの年代においても20歯以上の歯を保有する方は増えています。しかし、歯が残っていても舌の力や唾液の量が減ってしまうと食事がうまくできないことがあります。例えば、かための食事が取りにくくなったことでタンパク質や食物繊維などが不足し、栄養が偏ってしまうこともあります。そしてお口の機能の衰えは体の衰えにつながります。

口腔機能検査は、ご自身のお口の機能を把握することでさらなる口腔機能の低下を予防し、維持・回復することを目的としています。

そして、50歳以上の方を対象に口腔機能検査が保険診療として受診可能になりました。

今日は、保険診療の検査項目についてお話ししたいと思います。

*検査の内容*

①口腔衛生状態不良

舌に付着した汚れの量を診ます。

👉舌に汚れがつく原因は、食習慣や喫煙、薬の副作用による唾液分泌の低下、免疫力の低下による細菌の付着、舌の運動機能低下に伴う自浄作用の低下などがあります。

②口腔乾燥

お口の中の水分量や唾液の量を検査します。

👉唾液は、細かく噛み砕いた食べ物をまとめやすくします。唾液の分泌量が減ると噛み砕いた食べ物をまとめるのに時間がかかってしまい噛む時間が長くなります。また、味覚が感じにくくなるので食べる楽しみが減ってしまい、食欲低下につながることがあります。

③咬合力低下

歯列全体の咬合力を咬合力計や歯の本数で計測します。

👉咬合力の低下は、咀嚼能力(かむ力)と関係し、筋力の低下にも影響を受けることがあります。

④舌口唇運動機能低下

パ・タ・カのそれぞれの音節の5秒間での発音回数を計測します。

👉口の周りの筋肉が低下してしまうと会話や食事に影響し、日常生活や生活する楽しさに影響してしまいます。

⑤低舌圧

舌圧測定器を使って舌と上顎の間に力をかけ、最大の力で数秒間押し潰して計測します。

👉舌圧の低下は、疾患や低栄養素などの影響が考えられます。また、舌は口の周りの筋肉と協調して噛んだり、飲み込んだり、発音したりする大切な器官です。普通食(お家の食事)を摂るためには一定以上の舌圧が必要になります。

⑥咀嚼機能低下

グミゼリーを噛んで、どのくらい噛み砕けているのかを計測します。

👉咀嚼(よく噛むこと)がうまくできないと胃腸への負担が増えたり、栄養吸収の低下につながることもあります。また噛むことは脳への刺激を活性化させ記憶力や集中力の向上につながるため、かむ回数が減ると認知症のリスクが高まります。

⑦嚥下機能低下

スクリーニング質問紙を使います。食べることや飲み込むことに関する質問に回答していただいた結果を評価します。

👉嚥下(飲み込むこと)がうまくできないと、食べ物や水分、唾液が気管に入る誤嚥(ごえん)が起きやすくなります。誤嚥するとむせたり、誤嚥性肺炎を引き起こす原因になります。

興福歯科医院では、検査結果に合わせてトレーニングや食事について指導します。美味しく食べて、楽しく話す。みんなで健康寿命を延ばしましょう✨

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