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🦷顎関節症🦷

医院コラム

2025.10.19

こんにちは!興福歯科医院です。今日は顎関節症についてお話しします。

🦴顎関節症とは🦴

 顎関節症とは、顎関節や顎を動かしている咀嚼筋が痛んだり、顎で〝カクカク“や〝ポキポキ“といった音が鳴る顎関節雑音、開口障害あるいは顎の運動異常などが出る疾患です。

その中には、顎を動かす筋肉の痛みを主な症状とする咀嚼筋痛障害、顎関節の痛みを主な症状とする顎関節痛障害、顎関節の中の関節円板のずれが生じる顎関節円板障害、および、顎関節を構成する骨に変化が生じる変形性顎関節症が含まれています。顎関節症は、タイプ別にⅠ型からⅣ型まであり、タイプによって治療法が異なります。

 顎関節症の代表例として、「顎が痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)」、「口が開かない(開口障害)」、「顎を動かすと音がする(顎関節雑音)」の3つがあります。症状として、硬い食べ物が噛めない、大きな食べ物が食べにくい、また、あごの音が煩わしいなどが現れることがあります。

💀顎関節症の種類💀

顎関節症には、Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅳ型、の4種類があります。

ⅠからⅣ型までの症状と一般的な治療方法について説明していきます!

・Ⅰ型➡️咀嚼筋痛障害と言われています。主に、側頭筋、咬筋、胸鎖乳突筋などの顎の筋肉の使いすぎが原因のいわゆる『筋肉痛』で、頬やこめかみに痛みが出ます。こめかみの痛みで、頭痛と訴える患者さんもいます。

‹治療方法›  筋肉のマッサージ、あごの安静

・Ⅱ型➡️ 顎関節痛障害と言われています。関節靭帯の異常で、簡単にいうと『顎のねんざ』です。無理に口を開けすぎたり、固いものを食べたり、歯ぎしりや食いしばりが原因で生じます。顎関節が耳の前にあるので耳の痛みと思い、耳鼻咽喉科を受診される患者さんもいます。

‹治療方法›  固い食べ物を避ける、あまり大きく口を開けないようにするなどして、可能な限りあごを安静にする。

・Ⅲ型➡️ 顎関節円板障害と言い、関節円板に異常が起きている状態です。関節円板とは、上あごの骨と下あごの骨の間に存在する、クッションのような役割をする組織で、顎の動きをスムーズにして骨同士が直接ぶつかったり擦れ合うのを防ぐ役割をしています。III型の患者さんは関節円板の位置にずれが出てしまうため、口を開けると上顎の骨と下顎の骨がぶつかったり擦れる事で、カクカク”や〝ポキポキ”といった『関節雑音』が生じます。しかし、症状が『関節雑音』だけの場合、特に治療の必要はありませんが、関節円板のずれが重度になってくると『関節雑音』が無くなって『開口障害』が起こります。

‹治療方法› 一般的にマウスピース治療を行いますが、マウスピースで十分な効果を得られない場合は、歯学部付属病院の顎関節専門外来などで、より専門的な治療を行なうことがあります。 

・Ⅳ型➡️ 変形性顎関節症と言い、関節を構成する下顎の骨の突起が変形する事で症状が出ます。このタイプは症状だけでは診断する事が困難です。そのため、顎関節症の症状を主訴で来院された患者さんはまず、顎のレントゲンを撮って、顎の骨に変形がないか調べるところから始めます。

‹治療方法› 変形してしまった顎の骨を元通りに戻す事は出来ないので、『痛みなく』『十分に口が開く』ことを目標にマウスピース治療や開口訓練などを行います。

☠️顎関節症の原因☠️

顎関節症の原因は1つだけではなく、様々な要因が複合的に関係していると考えられています 。

❶咬み合わせの問題  噛み合わせが悪い、歯ぎしり、食いしばり

❷生活習慣      長時間のスマホ操作、頬杖、うつ伏せ寝

❸ストレス      不安や緊張、ストレスなどが顎関節や筋肉に影響を与えます

❹外傷        事故や怪我

❺その他の要因    姿勢、睡眠、疲労

少し難しい内容になってしまいましたが顎関節症のお話、いかがでしたか?近年くいしばりや歯ぎしりといった症状がある患者様が多く、当院でもマウスピース治療をする方が増えているように感じます。次回は、顎関節症になってしまう前に予防対策についてお話ししたいと思います。次回更新をお待ちくださいね。

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