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🦷オーラルフレイル🦷

医院コラム

2025.09.08

こんにちは!興福歯科医院です。前回のコラムで誤嚥性肺炎とオーラルフレイルについてお話ししました。今回はオーラルフレイルについてもう少し詳しくお話ししたいと思います。

📍オーラルフレイルとは

加齢や病気によって、話す、食べる、飲み込むといった口の機能が衰えていく状態のことです。初期のサインを見逃さず、適切な対策をすることで、全身の健康維持につながります。

オーラルフレイルはフレイルの初期段階に現れることが多く、口の機能の衰えが、全身のフレイルや要介護状態につながるリスクを高めることが指摘されています。 

☑️まずは表を見てセルフチェックしてみましょう

名古屋市 オーラルフレイルパンフレット 

📍フレイルとは

要介護予備軍とも呼びます。高齢期になり身体・心・社会性の衰えにより虚弱になった状態のことをフレイルと呼びます。

📍“老化”と“フレイル”の違い

老化は誰もが迎える自然な衰えです。

フレイルは健康と要介護の中間の状態ですが、早くに気づき栄養、運動、社会参加といった生活習慣を整えることで健康な状態へ回復することが可能という特徴があります。

📍フレイルについて

フレイルは3つに分けることができます。

いろんな要因が重なって“フレイル”の状態になります。

①身体的フレイルとは

“サルコペニア”、“ロコモティブ症候群”などを言います。

📍サルコペニアとは

加齢やその他の原因により筋肉量が減少したり筋力が低下したりする疾患です。65歳以上の高齢者の約15〜20%が該当されると考えられており、男性よりも女性の方が割合が多いとされてます。

サルコペニアが進むと転倒や骨折しやすくなり要介護状態のリスクが高まります。

日常生活だと、握力が弱くなった(ペットボトルのキャップが開けづらい)、手すりに捕まらないと階段を上がれない、歩くのが遅くなった、などが特徴的な症状です!気になることがあればすぐに相談しましょう👨🏻‍⚕️🩺

📍ロコモティブ症候群とは

運動するための機能が低下してる状態で要介護になるリスクが高いとも言われています。

✅ロコチェック

国立長寿医療研究センター HP

ひとつでもチェックがつくとロコモティブ症候群の可能性があります。

思いあたる症状がある場合は身体を動かすことを心がけるや医療機関を受診するなど適切な対処が必要かもしれません。

また該当する項目がなくても運動習慣のない生活は運動器の衰えを促します。

痩せすぎや太り過ぎも骨や筋肉を弱らせ負担をかけます。

いつまでも元気な足腰でいるためにはロコトレ🏋️を続けることが肝心です

ロコトレはたった2つの運動で“片脚立ち”と“スクワット”です

無理せずにできる範囲で行いましょう💪

ロコモティブ症候群を予防するためにはバランスの取れた食事も重要です!🍙🍖🥗🥛

せっかく運動しても食事をきちんと摂らなければ筋肉は痩せていってしまいます。

筋肉をつけるためにタンパク質を積極的に摂ってもらうことは大切ですが身体のエネルギー源になる炭水化物や脂質をしっかり摂ることを意識してみてください!

また骨を強くするためにカルシウムだけでなくタンパク質、ビタミンDやビタミンKも必要です。

ロコモonline より引用

②心理的フレイルとは

判断力や認知能力の低下、意欲の低下、うつなどが挙げられます。

高齢になり配偶者や友人との死別、定年退職など心理的・精神的な負担の大きいライフイベントが多いことも原因のひとつです。

身体機能や認知機能の低下は症状を自覚することが難しく、周囲の人が気付いてあげることが大切です。

③社会的フレイルとは

ひとり暮らしや閉じこもりなどで知人との交流頻度が低下し社会とのつながりの喪失によって引き起こされる社会的孤立や経済的に困窮したりする状態を指します。

社会的フレイルはうつ病や認知症のリスクを高めると言われています。そのため要介護状態のリスクも高めます。

社会とのつながりがなくなることで生活の質が低下し生きがいや意欲の低下・喪失につながる可能性があります。

〜予防法〜

社会的フレイルを予防するには

①社会参加の促進

→地域の活動への参加、ボランティア活動など

また友人との交流を積極的に行うことも大切です!

②健康的な食生活

→バランスのとれた食生活、運動習慣、十分な睡眠など健康的な生活の維持は社会的フレイルの予防になります!

③早期発見、早期介入

→社会的フレイルの兆候にいち早く気付き適切な介入を行うことで症状の進行を遅らせることができます。

📍名古屋市の取り組み

名古屋市ではフレポ&見守りというアプリでフレイル予防や高齢者を家族が見守ることができます。

【こんな人におすすめ!】

・閉じこもりがちでフレイルが心配だ

・地域の人と体操や趣味活動などを一緒にできる場を探している

・離れて暮らす家族に見守ってほしい

また、通いの場を提供しています⛪️🧑‍🧑‍🧒‍🧒

=名古屋市の通いの場=

🍀中村区

はつらつ道場(男性限定)🏋️

月1回講師の指導のもと筋トレを行います

🍀緑区

コキオ・ケオケオ・ナニ・アロハ🤙

月2回フラダンスの練習を行います

🍀瑞穂区

サロン家庭菜園🍅

毎週火曜日近所の方や子育て世帯も参加して広い農地で野菜を育てます

🍀守山区

ボッチャニコニコサロン🎱

月2回ラジオ体操やボッチャをおこないます

🍀天白区

産直朝市・おはようカフェ☕️🥖

毎週土曜新鮮な野菜や魚、障がい者が通う施設で作られたパンなどを販売しています

🍀千種区

ふらっと寄ってって茶論(サロン)🍵🍡

毎月第4金曜日にお茶とお菓子を食べながら参加者同士でおしゃべりをするサロンです

💡通いの場とは

📍オーラルフレイルの対策

①歯科医院での定期的な検診

お口の健康状態をチェックし、必要な治療やケアをしましょう。

②口腔体操

舌や口の周りの筋肉を鍛える体操をしましょう。

❤️お口・舌の動きをスムーズにする

《効果》

唇や頬,お口周りや舌の筋力をアップすることで、お口の機能が高まり、唾液がよく出るようになり、舌がなめらかに動くことで食べ物を飲み込みやすくなります!

お顔の表情もイキイキしてきます😆

「パ」:お口を開け閉めする力を強くします。お口の周りの筋肉(口輪筋)を鍛えると、食べこぼしの予防につながります。弱くなると飲んだり吸ったりするのが難しくなります。

「タ」:舌の先の力を強くします。力が弱くなると食べ物がつぶせなくなり飲み込みにくくなります。

「カ」:舌の奥の力を強くします。力が弱くなると飲み込むことが難しくなります。

「ラ」:舌を巻く力を強くします。力が弱くなると食べ物をのどの奥に送りにくくなります。

💚飲み込む力(嚥下機能)をつける体操

《効果》

飲み込みに関連する筋力をアップすることで、食事中の「むせ」などの症状改善につながります。

💜噛むパワー(咀嚼機能)をつける体操

《効果》

「食べこぼし」や食べ物が鼻に流れ込むのを防ぎます。また、唾液がよく出るようになるとおいしく安全に食べられます😋

🧡滑舌(口唇・舌の巧緻性)をよくする体操

《効果》

口の動きを良くすることで、明瞭な発音につながり、表情が豊かになります。

💙舌のパワーをつける体操

《効果》

「誤嚥」や「むせ」などの症状改善につながります。

③食生活の見直し

バランスの取れた食事を心がけ、よく噛んで食べるようにしましょう。

④唾液腺マッサージ

上記に書いてある通りに唾液の分泌を促すマッサージを行いましょう。

⑤十分な水分補給

こまめに水分補給をし、口の渇きを防ぎましょう。

📍不顕性肺炎とは

誤嚥した時に“むせる”・“咳き込む”ことが高齢者になると難しくなります。特に寝たきりの方や脳卒中後遺症のある方に多く見られます。

誤嚥したのにむせない状態のことを不顕性誤嚥と言います。

気づかないうちに誤嚥が進行し、誤嚥性肺炎を引き起こす原因になるので予防することが大切です💡

不顕性誤嚥が起こる原因として、加齢による嚥下機能の低下、脳卒中や神経疾患、薬の影響、口腔内の衛生状態、栄養状態の悪化などが挙げられます。

☑️不顕性誤嚥のサイン

・むせや咳が出ないのに、食後に痰が増える

・食事中に声がガラガラする

・微熱が続く

・食欲不振

・肺炎を繰り返す

《対策》

口腔ケアを行う

・口腔内を綺麗にする

食事中の姿勢を意識する

・できるだけ座って頭を前に倒した姿勢

食形態の変更

・嚥下状態に合わせて柔らかいものやとろみをつけるなど

水分摂取

・少量ずつゆっくり摂るようにしましょう

また、会話時に使う筋肉と嚥下時に使う筋肉は同じなので新聞を声に出して読む、人と話す、パタカラ体操で発音トレーニングをするなどもとても有効です!

気になる方は今日から早速実践してみましょう!

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