より良い治療のために設備を充実させています
名駅(名古屋駅)から徒歩5分の歯医者「興福歯科医院」では、より高い精度で、より安全性の高い診査や治療を行うため、設備の充実に努めています。患者さんが今よりさらに安心して、快適に治療を受けられるよう、これからも設備の導入や拡張、アップデートは積極的に行っていきます。
歯科用コンビームCTスキャナ『 KaVo OP 3D Vision 』
当院では、2007年7月に初めて歯科用コンビームCTスキャナー(YOSHIDA FineCube)を導入しました。
今まで一般的なレントゲンX線撮影では2次元で診ていた患者さんのお口の中の様子を3次元で診ることで、より多くの情報を把握できるようになりました。治療前に、主訴となる場所にどのような治療が必要なのかをシミュレートするので、事前に患者さん自身が状態を把握し納得した上で治療に入ることができ、安心して治療を受けていただけます。
インプラント治療をはじめ、歯内治療(根の治療)、歯周病治療、歯周組織再生治療、顎関節症、矯正治療、気道診査(AirWay)などに対する診断機器として幅広く対応できるように、2019年9月より8x8cmの撮影範囲のものから、最大23x17cmの範囲まで撮影することができる現在の機種(Kavo OP 3D vision)へと入れ替えました。以前の機種に比べ撮影範囲は大きくなりましたが、被ばく線量は医科用CTスキャナに比べ1/130程度と低被ばくなので安心して使うことができております。
被曝量の参考資料
歯科用3DCTはこんな治療で活躍します
顎の骨の状態や神経の位置を正確に把握できるため、インプラント治療でどの位置にどのような角度でインプラントを埋め込めばいいかを事前にシミュレーションできます。断層像(輪切り)や立体象(3D)の解析が瞬時にできるので、顎顔面部の疾病を的確に診断するのにも有効です。また、顎の骨が失われていってしまう歯周病の診断や、お子さんの矯正治療でこれから生えてくる永久歯の位置を把握しておくことにも活用できます。
3DCTの使用例
インプラント治療 | 歯内治療 | 歯周病治療 |
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埋伏歯の診断 | 顎骨骨折診断 | 矯正予備診断 |
※矯正治療は矯正医と連携して治療にあたります。※このほか、さまざまな治療に駆使しています。
口腔内スキャナ『 iTero(アイテロ)』
2019年8月より導入した口腔内スキャナー(iTero element 2)を、2022年3月に新しい機種(iTero element 5D plus)にアップグレードしました。以前から使用していたものと同様に、矯正を行う際のマウスピース型装置やかぶせ物を作るときなどに活用しています。
従来品との違いは、より精度が高まり、よりスキャン速度が上がったこと。これまで以上に高精度にお口の中の状態を読み取れるようになったことで、マウスピース型装置やかぶせ物といった技工物を作る歯科技工士に精度の高いデータを渡せるので、それぞれの患者さんにより合った技工物を作製できます。
また、型採りというと粘土のようなものを口に入れる、苦しいイメージがある方もいるかもしれませんが、口腔内スキャナーでは先端についたカメラで口の中を撮影するだけなので負担も少なくなります。今回導入したスキャナーは、今までよりもスキャン速度が上がったので、患者さんがお口を開ける時間が短縮され、負担が一層減りました。
「iTero」での矯正治療
歯型を記録するために、iTeroで患者さんのお口の中をスキャン。
スキャン方法は、お口に専用のカメラを入れて、歯をなでるようになぞるだけです。
スキャンが終わったら、すぐにモニターで現在の歯の状態と、矯正後のイメージを確認することが可能です。採取されたデータはインターネット経由でそのままマウスピースの製造部署に送られます。
当院で患者さんに合わせたインビザラインの治療計画を立て、マウスピースの製造部署とやりとりをしながら、より正確なものになるよう調整し、あなただけのマウスピースが作られます。
前歯の重なりや軽度の傾きなど、気になる場合は一度診査を受けてみてはいかがでしょうか?
インビザラインのマウスピースが完成して当院に届いたら、患者さんに装着していただき、調整しながら経過を観察し、理想的な歯並びになるように治療を進めていくことになります。
治療期間はおおよそ5ヶ月ぐらいとなります。
デジタルX線写真撮影機
一部の歯の状態を詳しく診査する際に使用し3DCTとあわせて精密な診査・診断に役立てます。また、イメージングプレート(IP)を使っていますので被ばく量が少なく体への影響を低減できます。
より精密な診断を実現するマイクロスコープ
患部を3倍~20倍に拡大して見ることができる医療用の顕微鏡で、肉眼では見ることができない歯の根の部分なども確認できます。歯科先進国である米国においては、根管治療での使用が義務づけられているほど重要な機器です。
当院で導入しているマイクロスコープ「カールツァイス社 OPMI PROergo」は、静止画・動画どちらでの撮影も行えます。診療の内容や治療箇所を患者さんに分かりやすく説明するうえでも活躍する機器です。歯科用3DCTと組み合わせることで、より精度の高い診断が可能になります。
マイクロスコープが活躍する例
マイクロスコープの最大の長所は、患部を目視でしっかりと確認できることです。根管治療などの、細部や奥深い場所に施す治療は、従来では目視での確認が難しかったため、歯科医師の経験や勘に頼っていた面もありました。マイクロスコープを導入することで患部の状況を詳細に認識できるので、診断の精度が飛躍的に向上します。
また、「噛んだどきに違和感がある」「原因不明の痛みがある」といったときに、患部を拡大して詳細に見ることで、虫歯以外の破折や被せ物のズレといった原因を探り当てることもできます。
マイクロスコープを使用した症例動画
精密な治療をサポートする双眼ルーペ
歯科治療では、歯という小さな部位に治療を行うため、非常に細かい手技が要求されます。当院では、細かい手先による治療の精度をさらに高めるため、患部を拡大しながら治療できる「双眼ルーペ」と、手元を照らせる「LEDルーペライト」を導入しております。
双眼ルーペは、ドイツ・ハイネ社の「HR(High Resolution=高解像度)双眼ルーペ」を採用しました。このルーペは拡大率、視野径、焦点深度にすぐれており、奥深くの患部まで、ぼやけずくっきりと確認することが可能です。また、ルーペライトもドイツ・ハイネ社製で、均質な白色光と同軸照射で、患部に影を落とすことなく細部まで明瞭に診療することができます。
双眼ルーペが活躍する例
双眼ルーペ・LEDルーペライトは、細かな部分の治療・施術において、歯科に限らず医科全般で活用されています。興福歯科医院でも多くの場面で使用し、治療・施術の正確性向上に役立てています。
快適に治療を受けていただける治療ユニット
治療時におかけいただくチェアー(治療ユニット)は、歯科先進国であるドイツ製。人間工学的にのっとった設計で背中や腰への負担が軽減されているほか、治療時に口をゆすぐのに使う水は体温に近い微温水で、刺激が少なく痛みを感じにくくなっています。ゆったりと、くつろぎながら治療を受けていただけるチェアーです。また、さまざまな最新テクノロジーを導入し、ミクロン単位での治療をサポートしてくれます。
衛生管理も徹底しています
当院は、院内感染を徹底的に予防するため、滅菌に努めています。当院で導入しているチェアー「KaVo」はタービンやシリンジ、給水システム、バキュームなどあらゆる部位において衛生管理システムが導入されており、衛生的な治療環境が実現されています。
お口の組織への負担が少ないレーザー治療 エルビウム・ヤグレーザー
エルビウム・ヤグレーザーは患者さんの負担を軽減する治療が可能な新しいレーザー治療機器です。
従来の歯科医院の治療用レーザーよりも
組織への負担が少なく、痛みが非常に少ないのが最大の特徴です。
音と振動も抑えられており、幹部をピンポイントで治療できるなど、様々な機能を備えております。
エルビウム・ヤグレーザーはこんな治療で活躍します!
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痛みの少ない治療
エルビウムヤグレーザーはお口の中のように水を含んだ生体組織に対する蒸散能力が高く、表層にのみ反応が起こって、熱の発生がごくわずか、痛みが非常に少ないという特徴があります。 -
身体組織に負担の少ない治療
エルビウムヤグレーザーは、他のレーザーに比べ、組織の深部への影響が少なく、表層部分のみの影響で治療ができるのでお口の中の組織を痛めにくいです。/div>エナメル質へのクラックも起こりにくく、レーザー照射のエネルギー密度が低いため、周囲組織への影響はほとんど有りません。-
歯の治療
虫歯除去など
歯の治療に使用できます。 -
歯周疾患
歯周ポケットへの照射
歯石の除去
歯肉の整形など
歯周の病気に使用できます。 -
その他お口の中の治療
歯肉の切開や切除、止血、 口内炎の治療、
色素の沈着除去にも使用可能
痛みの少ない治療ができる炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、患部にレーザーを照射することで「痛みをやわらげる」「傷や炎症の治癒を促進する」「免疫機能を高める」といった効果を得られる治療機器です。虫歯・歯周病の治療から知覚過敏、抜歯後の止血と、幅広い治療に応用でき、「痛みの少ない治療」の実現に役立ちます。レーザーを照射するだけなので患部に機器が接触せず、衛生的である点もメリットです。
レーザー治療器が活用できる症例
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「痛い」「抜く」「削る」を最小限にするYAGレーザー
当院ではレーザー治療器として「YAGレーザー」も導入しています。虫歯に冒された部分だけを的確に削ることができ、ほとんど痛みを感じることなく治療できます。不快な「キィーン」「ガリガリ」という音もありません。また、菌を駆除する効果があるので、治療後の経過が良好になるというメリットもあります。虫歯治療以外にも、歯周病や知覚過敏、抜歯後の止血など幅広い治療・処置に応用可能です。
ピンポイント処置ができる半導体レーザー
半導体レーザーは、患部に接触させて使うこともできるレーザー治療器です。外科処置での止血や、根管治療など、ピンポイントでの処置が必要な際に活躍します。無麻酔、あるいは少量の麻酔での治療や、痛みの緩和などにも利用可能です。また、切開に使用した際、歯茎の腫れが治りやすく、縫合の必要がないという点もメリットになります。
プロの手によりクリーニング!PMTC専用ハンドピース
ナカニシのPMTC専用ハンドピースのiProphy(アイプロフィ)です。PMTCとは、「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略称で専門家による器具を使ってクリーニングするという意味です。クリーニングを行う歯科衛生士や医師が正しい知識と技術を持つプロフェッショナルであってこそPMTCと言えます。当院では、この振動の少ないアイプロフィを使い患者様のお口をクリーニングします。
歯型を高い精度で採取できる印象材自動練和システム
「印象材」とは、歯形を取るときなどに使用するやわらかいゴムのような素材です。印象材はもともと歯科医師が練ってトレーなどに流し込むものでしたが、人の手によるものなので、量の比率などにムラが出ることもありました。ムラがあるとうまくフィットせず、正確な歯形が取れない可能性が出てきます。正確な歯形が取れなければ、正確な詰め物・被せ物を作ることができず、隙間から食べかすなどが侵入して再度虫歯になってしまうかもしれません。
そこで当院は「印象材自動練和システム」を導入し、ムラなくスムーズにトレーへと印象材を流し込めるようにしています。症例によって下記の自動練和システムと使い分けます。
シリコン印象材の自動練和システム
3M ESPE Pentamix2は、歯型をとるためのシリコン印象材を自動練和するシステムです。 自動で均一に練られた材料が出てきますので、フィットして正確な歯型をとることができます。正確な歯型をとる事で、より精巧な詰め物や被せ物ができ、隙間からの虫歯や歯周病、口臭の予防にもつながります。症例によって上記の印象材自動練和システムと使い分けます。
画像記録用口腔内カメラ(初診時及びステップ記録用)
患者さん自身にお口の中の状態をしっかり把握し治療を受けていただくための写真を撮影する口腔内カメラです。患者さん自身ではお口の中がどの程度悪くなっているか分かりませんし、分からないまま治療を受けられるのは不安があります。
当院では、初診時にお口の中をしっかり撮影し患者さん自身が把握して、納得できる「見える治療」に努めております。
モニター説明用ワイヤレス口腔内カメラ
ペンタイプのワイヤレス口腔内カメラです。こちらを使用することにより、モニターで虫歯や歯ぐきの状態など患者さんのお口の中をリアルタイムで見る事ができます。
ワイヤレスなので、患者さんの顔周りにも邪魔にならずあらゆる角度からお口の中を撮影、およびモニターに映し出すことが可能です。
生体情報モニタ(Accumil V6000)
外科処置時のバイタルサインをモニタリングします。全身の状態を把握しながら安全な治療を行っています。
AED(自動体外式除細動器)
AEDは、心臓が突然止待ってしまった人の心臓に電気ショックを与え再び心臓を動かく機器です。最近では持病をもった患者様や高齢な患者様が増えておりますので万が一の緊急事態に備えて設置しております。