■人間の習性?&一期一会

2005.6.18

焼岳噴火によってできたという大正池
早朝の朝靄と枯れ木のマッチングが憎いです
生物全般に言えることかもしれませんが、てっぺん(一番)を目指したがる習性がある様に思うのは僕だけではないはず。
例えば昨今騒がれていることから言うならオリンピックで金メダルを狙うとか、登山家ならエヴェレスト登頂とか?

4日間の貴重なお盆休みを前にして自分の中にある生物特有てっぺん願望がうずきだした。
以前御在所トレッキングのときに実行するかは別にして槍ヶ岳にいつかは行ってみたいねという話が出ていた。
槍が厳しいことは誰の口からも聞いていたが友人との休みがうまい具合に合ったので行ってみようかというまたまた安易な思いつき( 毎度毎度のこと?)で事は進んでいった。
しかし今回の計画ばかりは行き当たりバッタリが通じるような場所ではなさそうだったので情報収集と事前の打ち合わせを重ねた。


テントに寝袋、マット、食料、水などを詰め込んだザックとともに夜行バスに乗り込む

お盆真っ最中の河童橋は朝からヒト・人・ヒト
この時期限定で名鉄バスの上高地行き夜行バスがあり往きは5000円、帰りは6000円( 高速道路を使うため )
リーズナブルで22時半に出て明朝5時半に着くので活動するにも都合がいい。
12日の夜、暑い名古屋とは、しばしお別れしてまだ見ぬ槍のピークを目指して出発。
今回のメンバーは荒川さんと久野さん、自分を入れて3人

新穂高に行くヒトは乗りかえなしだが、上高地行きは途中乗りかえが必要となる。
その乗りかえの際に我が興福歯科医院の患者さんである伊藤さん家族に偶然会った。
お互いビックリ、こんなところでお会いできるとは・・・
僕ら3人は河童橋の手前の大正池で下車したため伊藤さんとはここでお別れ。


景色・空気・水すべてがキレイ
山間部では珍しく雲1つ無い快晴、かえって気持ちが悪い。日頃の行いがいいのかな?
このままの天気が続いてくれれば・・・
マイナスイオンを体中に感じながら一行は明神池は帰りに寄ることにして徳沢を目指した。
山では行き交うヒトと挨拶をするので気軽に色々なヒトと結びあえる。
徳沢の辺りでスコットランド人で現在名古屋在住のブルースさんと広島在住の直子さん2人に話しかけた。
メンバーで僕を除いたお二人は留学経験があるため英語は堪能。
僕も負けじと知ってる単語を並べてがんばって?みた。
ブルースさんは日本語が堪能で英語の先生をしているとのこと、直子さんは来年に控えた万博のスタッフ
に志願中であり、うまくいけば来年の2,3月には名古屋に来るとか。

 

お二人は横尾で上高地方面に引き返すとのことだったので、横尾でお昼ご飯を一緒に食べてお別れした。
横尾は手前の新村橋と同様、紅葉時期はとても素晴らしい景色が味わえるといわれている涸沢と今回目指すところである槍ヶ岳に向かうルートが分かれる分岐点であり、ヒトの数が減ってくる場所でもあった。
横尾に来たところで一日目目的予定地である槍沢キャンプ場までの2/3を終えたあたり朝5時半から歩き出しているので昼といってもすでに8時間ぐらいが経過していた。

左側から直子さんとブルースさん
( うしろには明神岳がそびえ立つ )
こういう自然は何年がかりでできるんだろう?
『 もうすぐ 』 という言葉に元気付けられた
もしかしたら世界最小のダム( 水力発電 )?!
山小屋の電気をここから引くのでしょうか
槍沢ロッヂには15時過ぎに到着し、一休みしてから今日の寝床となる槍沢キャンプ地まで最後の力をふりしぼって登った。
着いたときには、すでに何張りものテントの先客があり、スペースを見つけて僕らもネグラとなるテントを張ってからブーツを脱いでやっと休足

今日の晩御飯は『 うどんetc 』

キャンプ地では色とりどりのテントの花が咲いてました
まわりのグループは18時ごろから歯を磨いて寝る準備万端、僕らもそれに合わせて準備するものの3人とも 『 18時から寝るのー? 早過ぎねーか!』 とぼやいていた。
しかし半日異常歩いて疲れた身体は素直なもので寝袋に入ると間もなく夜空の星がキレイそうだから見ようねと言っていたことは忘れて夢の世界へ・・・

二日目、ピーク目指して出発( この時点では晴れ模様 )

いやーな雲行きに! 頼むから雨はやめてー! 神様ー!!!( こんなときだけ神頼み?)
翌朝5時に起床し朝食を済ませて準備開始、槍沢からピークまではピストンなのでキャンプサイトにテントを張りっぱなしにして大半の荷物を置いておいて最低限の荷物で挑んだ。
空き巣に入られる?ことはないでしょうが、このとき自分の財布( 山中ではあまり必要ないが )をテントの中に忘れるという、おバカなちょっとしたハプニングがありました。

黒岩でちょっぴりピーク気分

インドネシア人のお二人と再開
途中初日に槍沢ロッヂで休憩中に話しかけた現在富山在住のインドネシア人のお二人と再会。
うれしくなって握手して記念撮影までしてしまった。
彼らは昨日のうちに殺生ヒュッテのキャンプ地まで登り、ピークも制覇して迂回してきたところだった。
ものすごい体力。圧巻である。
 
槍ヶ岳山荘に着いたころから小雨が降ってきて、やもえずレインウェアを着ることに。
ピークまではウワサで聞いていた鉄ハシゴを使いつつ登っていくが、なにせ足元がスリッピーなため緊張した。

ピークゲットを終えてもう一度槍ヶ岳山荘に戻って休憩していると、これまた昨日の槍沢までぬきつぬかれつで登っていた大阪から来たという阪神帽を被ったおじさんグループと再会。
またまた記念撮影。


槍ヶ岳のピークをゲット!!!

大阪から来た陽気なグループと槍ヶ岳山荘の前で
阪神帽のおじさんと別れを告げ一行は今日の目的地である徳沢に向けて下山。

ちょっと汚い話なのでこの下はモザイク扱い?かも

いつもの催し物( ウンコがしたくなる )が下山途中に襲ってきた。
もちろんトイレなどあるはずがないので少しルートから外れた岩場に隠れてアウトドアトイレ( いわゆる野グソ )
川にすると飲み水に影響しそうなので、僕なりの配慮をしたつもりだった。
すっきりして下山再開。やれやれ生理現象には勝てません。

荷物が置いてある槍沢のキャンプ地で昼ごはんを食べ、テントや荷物をまとめて徳沢へGo!
下りは足に負担がかかるのでゆっくりと歩こうとするのだが、背中の荷物が加速させる。
 
徳沢に着いたのは時計のハリが19時ちょい前を指していた。
横尾の伝言板に親子熊出没情報が出ていたため、熊出没注意の看板が出されていた。
親子熊というのが一番ヤバイらしい。
横尾から徳沢までの道中は出そうな雰囲気プンプン、辺りも暗くなってきたので3人で声をあげてしゃべりながら歩いた。 

着いてすぐにテントを張って、夕食の用意をした。
今日はカレー
槍沢にしても徳沢にしても水には困らなかったので助かった。
明日は最終日なので今日はゆっくり寝ることに。
隣のテントからイビキと歯ぎしりの音がダブルパンチで聞こえてきたが睡眠欲のほうが勝利。

岩魚定食  1,500円なり。 
鶴と龍
14時半のバスに間に合えばよかったので、明神池にも足を伸ばし明神さまにご挨拶。
明神池経由で河童橋までゆっくりと歩いて1時間ぐらいで到着。
上高地温泉に入ってリフレッシュ。
あとはバスに揺られて、また暑い名古屋に後戻り。
東海北陸道が渋滞していたため、名駅に着いたのは21時前になっていた。

今回も大きなトラブルはなく、楽しい時間を過ごすことができました。
山での一期一会も登山の醍醐味かも
次はどこに行こうか