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🔆被せ物の素材選びポイント🔆
2026.02.21
こんにちは。興福歯科医院です。前回お話しした被せ物の素材、今日はその素材の選び方についてお話しします。
保険診療と自費診療の違いとは❓❓
日本の医療保険制度では、多くの歯科診療に保険が適応されており、治療にかかる費用の一部の負担額で治療できます。しかし、歯科における保険診療は元来 ”ものを食べるために歯が機能する” ことが中心です。そのため保険診療が適応されている処置には、診療内容や使用する材料などに制限があり、限界があります。
今の歯科医療では、より健康で豊かな気持ちで過ごすための治療技術や様々な素材が開発され、美しさ、耐久性、安全性に優れた治療を提供することが可能となっています。ただし、それらの多くは健康保険が適応されず、全額自己負担の自費診療での治療となります。
毎日を健康に豊かに過ごすために、歯科診療を選ぶ為のポイントをご紹介します。
✅4つのポイント✅
🌸健康
歯の噛み合わせが大きな要因となります。例えば肩こりの原因や頭痛、腰痛などの全身疾患にも影響がある場合があります。詰め物や人工歯を使用する場合、ご自身の骨格や噛み合わせに適した歯を選びたいですね。
🌸美しさ
笑った瞬間に見える歯やおはなしをする時の口元は、老若男女を問わず第一印象に大きく関わります。素材の種類、色の美しさや透明感は選ぶ時のポイントとなります。
🌸耐久性
治療法や素材の違いにより、耐久性に大きな差があります。
🌸安全性
長い間お口の中に存在する詰め物や被せ物に上する素材によって、素材が溶解してしまうことがあります。そのため、金属アレルギーなど体質によっては素材が全身に影響することがあります。お薬以上に安全性を考えて頂くことが大切です。
❄️保険診療と自費診療の違いー素材と精度ー❄️
健康保険が適応されている保険診療では、治療にかかる費用の一部で治療を受けることが出来るため、治療費を少なく済ませることが出来ます。
一方、健康保険が適応されていない治療においては全額自己負担の自費診療となるため、金額の差が大きく非常に高額な印象をうけるかと思います。
しかし、自費診療では保険診療のような制約がないため、一人ひとりの症状に適した素材を使用し、高度な技術と共に十分に時間をかけた治療をご提供することが出来ます。
🌟素材🌟
使用する素材により、美しさ、安全性、耐久性が異なります。
虫歯治療などにおいて、保険診療では銀合金(金銀パラジウム合金)という素材が一般的に最もより使用されています。一方で、自費診療では美しさ、安全性、耐久性においてより優れた素材を選択することが出来ます。
見た目が気になる場合は、セラミックをおすすめします。自分の歯と同じ色で透明感のある美しい歯に仕上げることができ、変色もありません。一番安全と言われる素材はセラミックとゴールドで歯の硬さも本来の歯に近く奥歯など大きな力が掛かる歯には最適です。
☀️精度☀️
精度が高いほど、虫歯と歯周病の原因となる汚れ(歯垢)がつきにくくなり、歯を長く保たせることが出来ます。
保険診療は限られたコストと決められた材料で治療を進めなければなりません。一方で、自費診療はその制約が無いため治療過程で使用する材料や機器も保険診療とは異なり優れたものを使用することができ、時間と手間をかけより精度の高い治療が可能となります。
歯を抜けたまま放っておくと、、、
残った歯は、歯が無い方向へ移動してしまいます。つまり、もともと隣にあった 歯は無くなった側へ傾き、噛み合っていた歯は相手がなくなると伸びてきます。その結果、噛み合わせがおかしくなって噛みにくくなったり、歯並びが悪くなったり、虫歯や歯周病の原因になります。
さらに歯が無くなってくると、噛むところが無くなって食事がうまくとれなくなり、健康維持のための栄養が足りなくなってしまいます。噛むところが減ってくると、顎の関節に異常が生まれる原因にもなります。
✴️当院で取り扱っている被せ物✴️
🔵保険診療・・・銀歯(インレー、クラウン、ブリッジ)、前装冠、CAD/CAM(インレー、クラウン)
🟡自費診療・・・ジルコニア(インレー、クラウン、ブリッジ)、ゴールド(インレー、クラウン、ブリッジ)
◉製作期間(型取りしてから被せ物が出来るまで)
1週間程度で出来あがり・・・銀歯(インレー、クラウン、ブリッジ)、前装冠、ゴールド(インレー、クラウン、ブリッジ)
10日で出来あがり・・・CAD/CAM(インレー、クラウン)
2週間で出来あがり・・・ジルコニア(インレー、クラウン、ブリッジ)
✋金属アレルギーについて✋
金属アレルギーの人は、特定の金属元素に対してアレルギーがでることがあります。皮膚科などで検査を行い、アレルギーの原因となる金属を含有しない詰め物や被せ物を作ります。
金属アレルギーと言っても、 全ての金属が駄目なわけではないので、影響の少ない金属で歯を作ります。実際には口の中の金属を全て取り去るのではなく、疑わしい金属から順番に除去していき、試行錯誤的にアレルギー反応の出ない状態を探していくと考える方が現実的です。
もし体に合う金属がなければ、セラミックス(自費)やプラスチック(保険)だけで作った詰め物や被せ物を入れると良いでしょう。
👀現れる症状👀
歯科用金属によるアレルギー症状は、口の中にのみに現れたり、全身に現れたり、出現場所も現れ方もきわめて多彩です。いくつかの例を示します。
口の中の主な症状
粘膜が白くなって出来る※扁平苔癬(へんぺいたいせん)といわれるものです。ほかにも口内炎が多発したり、歯肉が白くなることもあります。
🖐️手や足の主な症状
手のひらやかかとに小さな発疹ができ、ひどくなると皮がむけ、痛みを伴うようになります。異汗性湿疹、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)といわれるものです。
👤全身の症状
全身に現れる症状は非常に多様です。アトピー性皮膚炎のような症状が現れることもあれば、発疹が出ることもあります。
🧪検査方法
検査はパッチテストという方法で行います。
いろいろな金属の検査薬をつけたパッチテスト専用絆創膏を背中(あるいは腕)に貼ります。
はがした後の皮膚の反応でそれぞれの金属にアレルギーがあるかないか判定します。
検査は、(歯科)金属アレルギー外来のある大学病院(歯学部附属病院)やパッチテストのできる皮膚科等で行うことができます。
※扁平苔癬とは
皮膚や粘膜にできる角化性で炎症をともなう難治性の病変です。口腔では頬粘膜に多く認めますが、舌や口唇にも生じます。白い粘膜の角化(かっか)がレース状にみられ、周囲に発赤を伴うのが特徴です。しばしば、びらんや潰瘍を形成し、接触痛を認めたり、食物がしみたりします。まれにがん化することもあります。罹患率が0.5〜3%で女性に多いと言われています。WHO(世界保健機関)では、「口腔潜在的悪性疾患(前癌病変)」とし取り扱われており、約2〜3%程度悪性化するとの報告もあります。定期的観察が必要です。
原因
アレルギー、とくに歯科用金属によるものや遺伝的素因、自己免疫疾患、ストレスなどの精神的因子、さらに代謝障害などの関与が考えられていますが、正確な原因は不明です。
検査
視診、生検、カンジダ検査、金属パッチテスト、血液検査
治療
局所的には、うがい薬や副腎皮質ステロイド薬を含む軟膏を使います。歯科用金属によるアレルギーが疑われる場合は、原因と思われる充填物(つめもの)や冠(かぶせもの)を除去する必要があります。これらを除去する前に、歯科用の金属アレルギー検査を行います。
どうでしょうか?参考になりましたか?わからないこと、疑問に思うことがあればいつでもご相談くださいね。